ハーレーにおけるエンジン音と振動の魅力

ハーレーとコンパニオン

バイクのエンジンは車種によって異なりますが、ハーレーで多く利用されているのがV型2気筒エンジンです。
Vツインとも呼ばれることのあるこのエンジンは車体が低く走行時に仰け反るようなライティングポジションとなるハーレーに最適とされています。このエンジンの大きな特徴として挙げられるのがエンジン音と振動です。Vツインならではの個性的なエンジン音は、聴いただけで車体を確認しなくてもハーレーが走行しているとわかる人もいます。

エンジン音から伝わる振動は回転数によって変わります。ライダーがそれぞれ自分にピッタリのリズムを見つけてそれをキープしながら走行をするといった楽しみ方ができるのも、ハーレーならではの魅力です。

走行時のエンジンから伝わる振動はハーレーならではの魅力である反面、シチュエーションによってはデメリットになってしまうこともあります。
その一つが筋肉の緊張による疲れです。ハンドルから伝わる振動は腕を伝って上半身の筋肉をこわばらせてしまうため、通常よりも疲労が蓄積しやすくなります。日常の足として短い距離を走行する程度であれば問題ありませんが、ツーリングなど長距離を走る場合には疲労は事故に繋がることもあるので注意が必要です。安全面を考慮して走行するシチュエーションに合わせて対策を練らなくてはいけません。

ハーレーの振動はエンジンからシート、シートからハンドルへと伝わる仕組みとなっています。そのため、振動対策はシートをメインに考えることが大切です。振動を吸収する機能を備えているシートであれば最小限に抑えることができます。

この時に座り心地を意識することで長距離運転で体に掛かる負担も軽減することが可能です。